折りたたみ自転車とロードバイクの日記

折りたたみ自転車とロードバイクのツーリングやメカの日記です。

BRM1012岡山600参戦記録

BRM1012岡山600を走ってきた。

その参戦レポート。

 

 

今回はブルべ参戦3年目にして

やっとめぐってきた初のSR取得のチャンス。

 

 

2年前、近畿600に出場した時は

アンカーではなくタイレルのミニベロ。

33時間50分で完走したが、その時よりも

成長した自分を見ていたいという気もある。

 

 

そんなわけで気合十分で岡山に乗り込んだ。

 

 

この岡山600は獲得高度8800m以上という

過酷なコース設定の上、深夜22時スタートという

こともあり、おそらく今シーズン最高難度の600だろう。

 

 

エントリーは14名、うち出走は11名。

 

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副代表のブリーフィングの後、

いよいよスタートだ。

 

 

■スタート~PC1 125キロ ちくさ黒土

 

 

勢いよくスタートを飛び出すも

3キロ地点でいきなりコースミス。

先頭集団から早速はぐれてしまう。

 

 

山間部の緩やかな峠道を走っていく。

この時点ですでに肌寒い。

 

 

40キロ地点で福岡のM木さんに追いつき、

少し話した後、先に行かせてもらう。

 

 

ほどなくして通過チェックに到着。

M木さんとI橋さんがやってきた。

少し談笑したあと、先に出る。

 

 

ここからもアップダウンを繰り返し、

佐用町を抜けて千種川沿いを遡上。

 

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3時9分にPC1に到着。125キロを5時間9分か。

悪くないペースだ。

 

 

■~PC2 222キロ かわはら

 

 

本当に寒いので冬用手袋を着用し、

ウインドブレーカーなどを着こむ。

 

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斉木峠、戸倉峠を順調にパス。

 

 

一気に下って再び氷ノ山を上る。

上っていると上からO合さんが下ってくる。

日本最速ブルべライダーやはり速い。

 

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最高点に到着。夜が明けた。

 

 

一気に下って平坦路を快走してPC2へ。

222キロを9時間43分でカバー。順調なペースだ。

 

 

■~PC3 295キロ 蒜山

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前半の難所である、辰巳峠へ。

今まで2回走ったことがあるけど

本当にきつい。序盤は緩やかなんだけど

ラスト4キロは10度越えが続く。

今回はうまく上れた気がする。

 

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恩原高原、人形峠を抜けて福本峠に入る。

寒さの影響なんだろうか?両足のアキレス腱が痛む。

 

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ほどなくしてPC3に到着。13時間51分。

悪くないペースなんだけど・・・・。

 

 

■~PC4 356キロ 溝口

 

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大山エリアに入る。

いよいよ本格的にアキレス腱が痛みはじめ

ペースはどんどん落ちていく。桝水への上りは

ほとんど歩いているようなペースだった。

桝水で意気消沈しながら休憩。

 

 

そこからミルクの里の通過チェックを過ぎて

15時51分、PC4に到着。356キロを17時間51分か。

やはり両足のアキレス腱痛の影響でかなり

ペースは落ちた。

 

 

■~PC5 444キロ 西城

 

 

平坦路を突き進むがペースは上がってこない。

とにかく両脚のアキレス腱が痛すぎる。

大山エリアでブレーキを起こしたため、

設定タイムを大幅に超えてしまっている。

 

 

メンタル的にもかなり落ち込み、

睡魔も襲ってきた。バス停で少し仮眠。

 

 

寝たことで頭もすっきりしたのか、

思考回路が働き始める。ペースは落ちたとはいえ、

前半いいペースで走ったおかげで貯金は十分ある。

 

 

ここは気持ちを切り替えてとにかく完走して

何がなんでもSRを取得してやろう、そう言い聞かせて

再スタート。

 

 

ほどなくして奥日野地区広域農道に入る。

恐らく今回のブルべでは最大の難所だ。

ひたすら上りが続く。アキレス腱が痛いので

トルクがかからない、本当にきつい。

でも、気持ちだけでペダルを回し続ける。

 

 

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419キロ地点の三国トンネルに到着。

気温は4度を示していたという。本当に寒かった。

でも、難所を超えたことで思わずガッツポーズ。

 

 

最高点から一気に下り、

ほどなくして21時46分、PC5の西城に到着。

444キロを23時間46分か。貯金はまだまだある。

 

 

とにかく体が冷え切っていたので

カップラーメンをすすり、中から温める。

 

 

■~PC6 485キロ 東城

 

 

スタートするもGPSが動かなくなる。

さっき休憩したとき充電していたんだが。

 

 

あきらめてキューシートを見ながら走る。

時々止まってコースを確認しながら進む。

 

 

帝釈峡のあたりを走っているのだが

本当に暗闇だ。タヌキ、サル、イノシシなど

いろんな野生動物に遭遇する。

 

 

山岳を抜けて広い道に出た。

下りで体が本当に冷えたので途中止まって

缶コーヒーをすする。

 

 

ほどなくしてPC6に到着。486キロを27時間20分か。

睡魔が襲ってきたのでコンビニでラーメンを

再びすすった後、道の駅のトイレで仮眠を取る。

だが、20分ほど寝てスタートする予定が

1時間以上落ちてしまった・・・・・・・。

やっぱ疲れてたんだろうな。

 

 

リスタートするためにコンビニでコーヒーを

買っているとI橋さんがやってきた。

 

 

I橋さんの補給を待って、ここからゴールを

一緒に目指す。ここまで400キロ以上単独で走ってきた

うえに後半はアキレス腱の痛みと戦いながらの走り

だったのでやはりこのタイミングで一緒に走れるのは

本当に心強い。

 

 

■~PC7 540キロ 高梁

 

 

二人でいろんな話をしながら走る。

なんとなくまだ頑張れそうな気分が湧いてくる。

 

 

吹屋へ抜ける渓流沿いの道は本当に寒い。

I橋さんは冬装備をあまり持ってきてなくて

本当に寒そうだ。

 

 

雪山の生存確認みたく、声を掛け合いながら走る。

 

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ほどなくしてふるさと村の取り付けに到着し、

雲海を眺めながら淡々と上っていく。

 

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農道を経由してPC7に到着。

540キロを33時間19分か。このあたりで

完走が見えてきたので、再び元気が湧いてくる。

 

 

■~607キロ ゴール

 

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最後の難所、高梁のループ状の峠も淡々と

走り抜けてクリア。

 

 

賀陽からの農道でI橋さんがコーラを

ごちそうしてくれた。なんか本当にうまかったな。

 

 

総社から岡山市街を抜け、川沿いを走り早島の

サンクスに11時26分に到着。37時間26分の旅は戦いは

終わった。

 

 

後半アキレス腱痛の影響で自分の走りは

できなかったものの後半泥臭く走ってゴール。

悲願のSR、ゲット。素直にうれしい。

 

 

さて、ゴール後聞いた話だが11人出走して

完走は5名とのこと。僕以外の完走者は全員、

夏の岡山1000完走者というつわものぞろいだった。

 

 

とりあえずしばらく休んでから来年の

戦いに向けて準備していきたい。

秋の山岳サイクリング兵庫・鳥取県境

嫁と二人で兵庫・鳥取県境を走ってきた。

http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=63ad746c6b4d296e19db16913e0b26b2

 

今まで氷ノ山に行ったことがなかったので

行ってみようかということに。

今回のコースは約150キロ、獲得高度2700mと

ちょうどよい運動になる程度に設計してみた。

先週広島200のあと、仕事が忙しく体調が

落ち気味だったが、土曜日はまったく走らず

体調を回復させた。んで日曜日は出動。

 

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道の駅南芳賀にデポ。

斉木峠を越えて千草エリアへ。

千種川沿いを遡上して三室高原方面へ。

 

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三室高原から大通峠を目指す。

秋晴れの中、ススキの中を上っていく。

 

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大通峠最高点付近。いやあ、本当にいい気分。

ここから鳥取県に入る。

実はこのあと、ちょっとしたハプニング。

下っていると、林の中に大きな野生動物が!!

鹿でもイノシシでもない。そう、熊がいた(笑)。

すぎに走り去っていったが・・・・・・。

 

 

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ダウンヒル後、29号線を快走。心地よい追い風の中、

勢いよく走っていきく。

 

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今日のメインターゲット、氷ノ山へ。

 

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ラスト3キロぐらいはぐっと斜度があがりなかなかきつい。

でも、最高点では絶景が待っている。

 

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下りの時に撮影。

本当にきれいな風景だわ。

 

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一気に下って道の駅若桜で昼食。

地元で育てられている豚を使ったカツカレーで

肉が柔らかく臭みにが全然なくてうまかった!!

かなりおすすめですわ。

 

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食後は戸倉峠を上って再び兵庫県へ戻ってくる。

 

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戸倉峠を下って若杉峠へ。ここに来るのは2回目。

ここもナイスビューがあるスポット。

 

この後、養父方面へ下って

不二越峠を越えて、揖保川沿いを下って芳賀へ。

 

岡山600に向けてよい調整になった。

あと、2か月ぐらいしか山に登れる期間がないので

そのうちにしっかり上っておきたいものだ。

 

 

MYバイク紹介 ~アンカー RA5~

現在の主力バイクの紹介。

 

 

僕が乗っているのはANCHOR RA5という

アルミのバイクである。

 

 

もともとはTNIの7005MKⅡという

格安アルミフレームで組もうと思っていたのだが、

当時の行きつけショップでアンカーRA5の

中古フレームを紹介された。

手持ちパーツなどを投入して格安で組んでもらった。

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こつこつとカスタムを重ねてきて

現在はこいつでブルべやロングライドを楽しんでいる。

 

 

このRA5というフレームはアンカーの

アルミラインアップでは旧世代の車体ということ

もあり今走っている人をほとんど見かけなくなった。

 

 

では現在の仕様をまとめてみよう。

 

 

フレーム:anchor RA5

Fフォーク:BOMA F-02ストレート

STI:ST5700

ブレーキ:BR6700

クランク:FC6700 53T-39T

スプロケット:CS5700

BB:SM-BB7900

FD:FD6700

RD:RD6700

チェーン:CN7901

ホイール:FULCRUM RACING ZERO Tubular

タイヤ:Continental Sprinter 22mm

ハンドル:BOMA GH-02

ステム:DEDA ZERO1

シートポスト:DEDA SUPER ZERO

サドル:fi'zi:k ALIANTE GAMMA

ペダル:SPEED PLAY クロモリシャフト

 

 

という仕様だ。

 

 

ボトルゲージとサイコン込の重量で7.7キロ。

フレーム重量が1580gあることを考えるとかなり

優秀だと思う。

 

 

現状はほぼ最終形まで来てしまっており、

ここをこうしたいなあ~という部分は特にない。

次に設備投資をするとしればコンポをフルデュラに

するとかその程度しか道は残されていないと思う。

 

 

まずこのRA5というフレームは知る人ぞ知る

激固フレームだそうだ(笑)。

買うときそんなことは全然知らず、店主が

「アンカーは本当に剛性高くていいですよ~。」

とは言ってたけども。

まあ、ひとことで言えば鉄の塊みたいな感じ。

最近のフレームはダウンチューブ~チェーンステー箇所を

強固にしてシートステーを撓らせるタイプが多いのだが

このRA5は旧世代のフレームゆえまったくそんな概念はない。

すべてが固く頑強に作られている。

ただその分フレームが何かに負けてしまうということがない。

 

 

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次にフロントフォーク。

もともとRA5についていたフロントフォークも

旧世代のものでアルミコラムタイプだった。

したがって重たくて本当に鈍かった。ダンシングしても

振りが重たかったしコーナーは切れないし何より重いので

峠は全然走らなかった。

そんなわけでBOMA F-02ストレートに変更。

これが大きく功を奏し、振りの軽さ、コーナーリングのキレ、

そして登坂力向上などいろんな点で性能が向上。

剛性感も高い。価格もリーズナブルだったので

これは本当に成功だったと思う。

 

 

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そしてホイール。レーシングゼロチューブラーを

搭載している。先日交換してそのインプレは

先日書いたばかりなので詳細は書かないが、

フレームとのマッチングは悪くない。

トータル的な走力は格段に上がっていると思う。

タイヤは僕の中では定番のコンチネンタルスプリンター。

 

 

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ハンドル、サドル、シートポストに関しては

振動吸収性や乗り心地、そして軽さを考えたチョイスを

している。車体、フォーク、ホイールがかなりスパルタン

なのでここでバランスを取らないと体への負担が大きく

なりすぎる。

 

 

ハンドルのBOMA GH-02は重量180gと軽量。

適度な剛性感がありながらも振動吸収性も高い。

またダンシングした時の振りの軽さも気に入っている。

 

 

シートポストもカーボンモノコックのDEDA SUPER ZERO。

軽くてなかなか振動吸収性もよい。サドルは昔から

愛用しているフィジークのアリアンテ。いろいろと

使ってみたけどどうもこれが一番自分には合っているようだ。

適度な柔らかさがあり長い距離を走っても痛くならない。

 

 

コンポ類はアルテ、105、デュラを適宜ミックスして

使っている。自宅に転がっていたパーツ類を

使っているのでこのあたりはバラバラだ。

 

 

ギア比に関して言うとクランクは53-39でスプロケ

12T-27Tにしている。山岳コースを走る機会が多い僕としては

ワイドなこの組み合わせがいまのところベスト。

以前は12T-25Tにしていたけど、疲れがたまってきた状態で

峠を越えていくのはしんどかったのでワイド化した。

 

 

ではインプレッション的なことも。

 

 

■平坦

フレーム、フォーク、ホイールともに

剛性の塊ゆえ、まったく遊びがないので

入力がそのまま速度に変換される感覚がある。

良くも悪くも自分の走力がそのまま掛け値なしに

速度に反映される感じだ。一方で速度の伸びという

ものを感じることはない。しなりが加速を生むという

感覚は一切味わうことはできない。

僕は平坦に関しては安定したケイデンスで淡々と

ピッチを刻んで走るタイプなのでこういう遊びのない

感じのほうがが合っているのかもしれない。

 

 

■次に登坂

フレーム重量の割に登坂はとにかく強い。

全体の剛性が高いのでマシンが腑抜ける感覚が

まったくなく入力をそのまま推進力に変換して

グイグイ上ってくれる。シッティングで回してよし、

ダンシングでガンガン攻めてよし、そういう感じの

バイクだ。僕がある程度上りを走れるように

なったのはこのバイクのおかげだと断言できる。

それぐらいよく上る。

 

 

ダウンヒル

下りの性能もなかなか高い。

マシン全体の剛性の高さがそのまま下りでの

安定感に繋がっている。コーナーリングもよく切れるので

九十九折りのダウンヒルもかなり楽しく走れる。

 

 

■乗り心地

とにかく悪い(笑)。痛いという表現が適当だろうか??

とにかく下からの突き上げが半端ない。

とはいえ、ハンドル、シートポスト、サドルを

柔らかい物を使っているので以前よりは相当よく

なったけど。

 

 

全般論としてはひたすらスパルタンで硬派なマシン。

のんびり流すよりも本気で走ってなんぼのマシンだ。

本当はレースとかで力を発揮するバイクなんだろうけど、

僕の主戦場はなぜかブルべだ(笑)。

平坦での高速での伸びはないものの、全体的に運動性能は

高くオールラウンドに走れる。ロングを走るときなどは

高い運動性能を生かしてアップダウンを含むダイナミックな

コースを走ると本当に楽しかったりする。

 

 

しばらくはこのバイクとともに戦っていこうと

思っている。

 

 

BRM929広島200冠高原参加レポート

BRM929広島200冠高原を走ってきた。

来月、岡山600が控えているので調整走の意味合いも

ありつつも、以前広島に住んでいたこともあり、

昔の自転車仲間と会うのも一つの楽しみだったりする。

 

 

今回は嫁も参加。前日に岩国に前泊。

6時前に準備万端で会場入り。

 

 

準備を済ませてから受付を行う。

T田@代表やKATAYAMA副代表にご挨拶。

 

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呉ポタメンバーも見つけていろいろと

馬鹿話などしつつも、今回は7時間台を目標に

しているので周りから何かとプレッシャーを

かけられてしまう。

 

 

周りを見ると参加者も多いし、有名チームの

ジャージを来た参加者もいるので何かと緊張モード。

 

 

AJ岡山の代表と副代表コンビも今回は

参加していて、スタート前にご挨拶。

 

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全体写真を撮った後、いよいよスタート。

 

 

■スタート~51キロ地点 PC1 下松末竹上木尾

 

 

そしてスタート。

 

 

Harapekoさんとリキさんと3人でロケットスタートを

敢行してメーター読み40前後ぐらいで快調に飛ばす。

海岸線&追い風ということもありなかなかいいペースだ。

 

 

10キロすぎあたりで後方から一人のライダー(以下S田さん)

が追いついてきて4人パックに。この方とこの後

マッチレース状態になるとはこのときは想像も

しなかったが・・・・・。

 

 

基本、僕が先頭を引いていたんだけど、

疲れたタイミングでリキさんやHarapekoさんが

かわってくれる。本当に助かる。

 

 

40キロあたりからS田さんが

「先頭引きます~。」とのことで引いてもらう。

このとき後ろから見ていてものすごい発達したふくらはぎと

力強いペダリングから只者ではないと直感する。

 

 

結局PC2に8時半に到着。ここまでAV35.1と

かなりのハイペースだった。

 

 

■~PC2 102キロ地点 六日市インター

 

 

ここでリキさんやHarapekoさんとお別れし、

早目のリスタートで山岳コースに突入する。

 

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信号待ちしていると、S田さんが追いついてきたので

二人で先頭交代しながら突き進む。

 

 

話を聞くとヒルクライムが得意でブルべも

結構出ているそうだ。

 

 

最初の上りは僕が引いて駆け上がるも、

平地と変わらない力強い走りでぴったりとつかれる。

むむむ、やはり只者ではないな・・・・・。

 

 

道中、T田@代表が車で伴走し写真を撮ってくださる。

とりあえずピースサイン。

 

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錦の道の駅を過ぎたあたりで再びのぼりに入るが

ここでS田さんが本領発揮。徐々に引き離されてしまう。

今年のブルべでのぼり区間では一度も引き離された経験が

なかっただけに少し焦る。

 

 

ほどなくして10時24分にPC2の

ローソン六日市インター店に到着し、

S田さんに合流。T田@代表もいらっしゃった。

 

 

ここまでのAVは依然32。

小刻みに先頭交代してきた結果だろうか。

かなりよいペースで来ている。

早めのリスタートでPC2を後にする。

 

 

 

■~通過チェック 134キロ地点 スパ羅漢

 

 

ここから再び峠に入る。

早めのリスタートをしたので僕が先頭を

走っているがほどなくしてS田さんが合流してくる。

小刻みに先頭交代をしながら山間部の険しい

アップダウンを走り抜けていく。

 

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高速横の松の木峠手前の激坂で

ついに我慢しきれず徐々に離されていく。

T田@代表が再びカメラを構えて待っているが

苦悶の表情を浮かべながら必死で上る。

 

 

松の木峠を過ぎてからは一気にダウンヒルして

通過チェックのスパ羅漢に到着し、S田さんに合流。

この時点でまだ12時8分だ。

 

 

再び早めのリスタートで先に出発して

羅漢高原を目指す。

 

 

■~145キロ地点 有人チェックポイント

 

 

10キロにわたるひたすら長い上り。

淡々の自分のペースを刻んで上っていく。

 

 

残り3キロ地点ぐらいのところでS田さんが

追いつてくる。しばらく談笑しながら一緒に走るが

ラスト2キロ地点ぐらいの斜度が上がったところで

徐々に離されていく。

 

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有人チェックポイント前の坂は本当に厳しく、

苦しみながら登っていく。

 

 

有人チェックにつくとT田@代表と

KATAYAMA副代表がいる。S田さんとは1分差で通過。

 

 

その際にS田さんの話題になり、

銭壺山ヒルクライムで優勝経験があることや

6月の福岡600椎葉村で27時間台でゴールしたことを

聞かされる。たしかにそれは速いわ(笑)。 

 

 

力強く「7時間台出します!!」と宣言して

有人チェックを後にする。

 

 

■~ 168キロ地点 PC3 玖珂美和坂上

 

 

とにかく先頭のS田さんに追いつきたいので

下りで攻めまくる。危ないんで本当はしたくなかったけど。

 

 

下りきったところでS田さんに合流。

ここからは二人で先頭交代しながら力を合わせて

ゴールを目指す。

 

 

ほどなくして13時36分、PC3に到着。

 

 

■~202キロ地点 ゴール 潮風公園由宇

 

 

ここまで僕もS田さんもかなり

飛ばしてきているのでお互い結構疲れている。

力を合わせてゴールを目指す。

大したことのない坂でもさすがにきつく感じる。

 

 

小刻みに先頭交代を繰り返してゴール地点へ。

 

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15時に仲良くゴール。

タイムは8時間ジャスト、AV28.1だった。

岡山400に続いてトップ帰還だったけど、

正直完敗。でも今持っている実力は

全部出せたように思う。

 

 

力のあるライダーとブルべを一緒に走るのは本当に

楽しい。時には意地を見せたり時には力を合わせて

走ったりなど。最終的にはゴールを一緒に目指す

わけで仲間意識が芽生えるものだ。

 

 

ゴール後休憩してスタッフさんたちと談笑。

先週の大村600で爆走していたfuk@さんもスタッフさんと

して参加されていた。大村の話なんか聞かせてもらったりなど。

 

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んで、ひたすら嫁の帰還を待つ。11時間切れるかな?と

思って待っていたらなんと9時間42分で戻ってきてしまった。

予想外の速さに驚いた。来月近畿400に嫁は出場するので

それに向けてかなりいい具合に仕上がってきているな。

 

 

リキさんやHarapekoさんも戻ってきて、

そのあとみんなで由宇温泉に行って汗を流して

宮島インターで晩御飯を食べて帰宅。

 

 

今回は以外にも初の広島のブルべだったけど

本当に楽しかった。自分のベストの走りもできたし

いろんな仲間に会えたし。

 

 

そんなわけで10月の岡山600は本当に過酷なコースだけど

自分のベストの走りをして納得してゴールに飛び込みたいものだ。

連休的山岳特訓②大山・蒜山

前回からの続き。

前日の夜に津山に移動。

翌日23日(月)は朝から湯原に移動した。

 

ルートはこんな感じ。

http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=563e6912ed36a9f0da655d64c88a17db

これまで何度も蒜山・大山エリアを走ろうと計画していたのだが

何度も雨等の事情で断念してきた。やっと今回念願がかなった

わけである。

 

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湯原温泉をスタート。なかなか風情のある温泉街だった。

 

 

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第一の目的地、湯原ダムに到着!!なかなかの絶景!!

 

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湯原ダムを駆け抜け江府まで一気に走る。

大山が見えてきました!!

 

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大山のふもとまでやってきた。今からあそこまでいくのか(笑)。

ちょっと気が遠くなってしまった。

山岳特訓二日目ということもあり若干足が疲れているので

淡々と上っていく。足が好調ならダンシングを織り交ぜながら

アウターでガンガン行くんだけど、さすがにきついので

39-24で粛々と上ることにした。

 

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大山エリアでは最も栄えている桝水エリアに到着!!

このあたりで標高700m弱。結構上ってきました。

 

 

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大山寺近郊に到着!!!なんとなく荒涼とした雰囲気。

ここで広島に住んでいた時の自転車仲間がたまたま奥さんと

大山に旅行で来ていて、フェイスブックでやり取りしながら

落ち合うことができた!!

 

その後ツールド大山のコースをなぞる形で

ぐるっと回る。

 

 

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船上山と船上湖を見ながら走る。

 

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船上湖と船上山をバックにパチリ!!

この後アップダウンを経て鏡成に向けて再び淡々と

上っていく。斜度はそうでもなかったけど距離が長かったので

なかなかつかれた。

 

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最高点986mを超えて鏡ヶ成に到着!!!雲海の中を走ってきました。

 

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快走路を下って鬼女台に到着!!絶景なり!!

そしてここから下っていく。

 

 

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夕暮れの蒜山に到着!!

そして蒜山の高原道路を走っていく。本当に気持ちよかった!!

 

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夕日が本当にきれいだった、蒜山。

 

蒜山からは緩い下りモードの道を嫁と二人で

軽快に飛ばして日没後に湯原に到着。

 

結局この日は155キロ走って約3000m上って

二日間トータルで335キロ、獲得標高6200mだった。

 

8月末から山岳を走れてなかったので

不安だったけど思ったよりも走れたことは収穫。

嫁も無事に走りきって調子が上向いてきたようだ。

 

週末にBRM929広島200に出場するので、

どんな走りができるかなかなか楽しみになってきた。

 

 

 

 

 

 

連休的山岳特訓①兵庫・岡山編

 

ここのところ週末は雨続きということもあって

なかなかがっつり自転車に乗る機会がなかったものの

22日(日)と23日(月)の二日間はがっつりと乗ってきた。

来月僕はブルべの岡山600があるし、嫁も近畿400に出るので

そのトレーニングもかねて山岳コースを中心に走ってきた。

まずは兵庫・岡山編。

 

コースはこんな感じ。

http://latlonglab.yahoo.co.jp/route/watch?id=af4a7aa42d737642b5f82481c004b2a6

道の駅新宮をデポ地にしてそこから智頭街道沿いを走って

おみね滝谷キャンプ場からベルピール自然公園に抜ける。

そのあと、西粟倉村内を走って標高1096mにして

前半にえげつない斜度が待ち受けるダルガ峰林道を走り、

そのあと芳賀に抜けて砥峰高原~長峰高原と抜けるコース。

獲得高度は3200m超となかなかのコースで峠はすべてはハード。

そんなわけで僕のトレーニングコースだったりするのだ。

 

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7時半ごろデポ地を出発。ほどなくして智頭街道を遡上していく。

 

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一つ目の峠、ベルピール自然公園を目指す。

序盤はこんな感じののどかな渓流なんだけども

途中から斜度は一気にあがる。

 

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ベルピール自然公園に到着!!ここからの景色はいつ見ても

気持ちがいい。坂は本当に過激だけども・・・・。

 

このあと下山して西粟倉村の林道を抜けて

ダルガ峰林道をあがっていく。途中平均斜度13.2%という

壁みたいな坂が続き、標高900mあたりから斜度が落ち着いてくる。

 

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ダルガ峰林道の最高点1096m付近。

ススキに秋の訪れを感じる。

 

下山して千種エリアに行き、

そこから斉木峠を越えて芳賀方面へ。

 

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清流揖保川沿いを遡上してゆくとほどなくして

砥峰高原の取り付けへ。

 

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こんな感じの山深いところなんだけども

距離、斜度ともにこれぞヒルクライムという感じ。

 

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砥峰高原も一面ススキ。

本当にきれいだったなあ。

 

この日は結局180キロ走って獲得3200m。

久しぶりの本格的な山岳ツーリングだったので

この日は結構疲れた。

 

んで、夜のうちに津山に移動して翌日の

山岳特訓に備えるのであった。

チューブラータイヤの運用

僕はチューブラー派で

ロングライドやブルべもチューブラーで楽しんでいる。

 

ホイールはもともと手組のアルミリムのタイプを

使っていたのだけども最近レーシングゼロに

買い換えて楽しく走っている。

 

チューブラータイヤというとタイヤの張り替えが

面倒というイメージが強い。また価格も高いという

イメージがあることから敬遠されがちだ。

 

確かにプロユースの決戦用タイヤは1本1万円以上

するのでとっつきにくいけどもリーズナブルで

よく走って丈夫なタイヤだって存在する。

 

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で、僕が愛用しているのはコンチネンタル スプリンター。

安い通販などで買えば4000円そこそこで手に入る。

パンクにも強くローテーションしてやれば5000キロぐらい

もってくれる。乗り心地も悪くないし転がりやグリップ感もよく

走りの面でも何の不満もない。なので普段のサイクリングから

ブルべまで全部これで走っている。

 

次は運用の話にいってみよう。

 

200キロ以下の距離だと僕は中古の予備タイヤを

一本だけ持ち歩いている。小さく畳んでタイラップで

固定してバックポケットに入れている。で古いチューブラー

テープはタイヤにつけてたままにしておく、これがみそ。

 

で、パンクした時などはパンクしたタイヤを剥がして

予備のタイヤを嵌めて空気を入れて終わり(笑)。

所要時間はわずか10分ほどだ。予備タイヤやリムに

ついた古いチューブラーテープで案外くっついてくれるのだ。

ただし、エマージェンシー的な要素もあるので下りでは

なるべく安全にくだらないと危ないので気をつけるように

している。

 

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で、空気ポンプはレザインのロードドライブを使っている。

7気圧ぐらいまでだったら結構簡単に入ってくれるので

重宝している。ちょっと高価だけどデザインもかっこいいので

気に入っている。

 

 

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距離が300キロ以上の本格的なロングツーリングの場合は

新品のタイヤも携帯している。やはり残り距離が相当ある場合は

リムテープもちゃんと貼って修理するようにしている。

案外、予備タイヤを2本以上携帯するとかさばるので

中古タイヤはバックポケット、新品のタイヤは

このオーストリッチのチューブラーバックに入れてサドルに

ぶら下げている。タイヤ以外にもこの中にはチューブラーテープや

かさばらない小物なら入れることができる。

 

チューブラーも慣れてしまえば結構楽だしそれほど

コストパフォーマンスも悪くないと思う。