MYバイク紹介 ~アンカー RA5~
現在の主力バイクの紹介。
僕が乗っているのはANCHOR RA5という
アルミのバイクである。
もともとはTNIの7005MKⅡという
格安アルミフレームで組もうと思っていたのだが、
当時の行きつけショップでアンカーRA5の
中古フレームを紹介された。
手持ちパーツなどを投入して格安で組んでもらった。
こつこつとカスタムを重ねてきて
現在はこいつでブルべやロングライドを楽しんでいる。
このRA5というフレームはアンカーの
アルミラインアップでは旧世代の車体ということ
もあり今走っている人をほとんど見かけなくなった。
では現在の仕様をまとめてみよう。
フレーム:anchor RA5
Fフォーク:BOMA F-02ストレート
STI:ST5700
ブレーキ:BR6700
クランク:FC6700 53T-39T
スプロケット:CS5700
BB:SM-BB7900
FD:FD6700
RD:RD6700
チェーン:CN7901
ホイール:FULCRUM RACING ZERO Tubular
タイヤ:Continental Sprinter 22mm
ハンドル:BOMA GH-02
ステム:DEDA ZERO1
シートポスト:DEDA SUPER ZERO
サドル:fi'zi:k ALIANTE GAMMA
ペダル:SPEED PLAY クロモリシャフト
という仕様だ。
ボトルゲージとサイコン込の重量で7.7キロ。
フレーム重量が1580gあることを考えるとかなり
優秀だと思う。
現状はほぼ最終形まで来てしまっており、
ここをこうしたいなあ~という部分は特にない。
次に設備投資をするとしればコンポをフルデュラに
するとかその程度しか道は残されていないと思う。
まずこのRA5というフレームは知る人ぞ知る
激固フレームだそうだ(笑)。
買うときそんなことは全然知らず、店主が
「アンカーは本当に剛性高くていいですよ~。」
とは言ってたけども。
まあ、ひとことで言えば鉄の塊みたいな感じ。
最近のフレームはダウンチューブ~チェーンステー箇所を
強固にしてシートステーを撓らせるタイプが多いのだが
このRA5は旧世代のフレームゆえまったくそんな概念はない。
すべてが固く頑強に作られている。
ただその分フレームが何かに負けてしまうということがない。
次にフロントフォーク。
もともとRA5についていたフロントフォークも
旧世代のものでアルミコラムタイプだった。
したがって重たくて本当に鈍かった。ダンシングしても
振りが重たかったしコーナーは切れないし何より重いので
峠は全然走らなかった。
そんなわけでBOMA F-02ストレートに変更。
これが大きく功を奏し、振りの軽さ、コーナーリングのキレ、
そして登坂力向上などいろんな点で性能が向上。
剛性感も高い。価格もリーズナブルだったので
これは本当に成功だったと思う。
そしてホイール。レーシングゼロチューブラーを
搭載している。先日交換してそのインプレは
先日書いたばかりなので詳細は書かないが、
フレームとのマッチングは悪くない。
トータル的な走力は格段に上がっていると思う。
タイヤは僕の中では定番のコンチネンタルスプリンター。
ハンドル、サドル、シートポストに関しては
振動吸収性や乗り心地、そして軽さを考えたチョイスを
している。車体、フォーク、ホイールがかなりスパルタン
なのでここでバランスを取らないと体への負担が大きく
なりすぎる。
ハンドルのBOMA GH-02は重量180gと軽量。
適度な剛性感がありながらも振動吸収性も高い。
またダンシングした時の振りの軽さも気に入っている。
シートポストもカーボンモノコックのDEDA SUPER ZERO。
軽くてなかなか振動吸収性もよい。サドルは昔から
愛用しているフィジークのアリアンテ。いろいろと
使ってみたけどどうもこれが一番自分には合っているようだ。
適度な柔らかさがあり長い距離を走っても痛くならない。
コンポ類はアルテ、105、デュラを適宜ミックスして
使っている。自宅に転がっていたパーツ類を
使っているのでこのあたりはバラバラだ。
ギア比に関して言うとクランクは53-39でスプロケは
12T-27Tにしている。山岳コースを走る機会が多い僕としては
ワイドなこの組み合わせがいまのところベスト。
以前は12T-25Tにしていたけど、疲れがたまってきた状態で
峠を越えていくのはしんどかったのでワイド化した。
ではインプレッション的なことも。
■平坦
フレーム、フォーク、ホイールともに
剛性の塊ゆえ、まったく遊びがないので
入力がそのまま速度に変換される感覚がある。
良くも悪くも自分の走力がそのまま掛け値なしに
速度に反映される感じだ。一方で速度の伸びという
ものを感じることはない。しなりが加速を生むという
感覚は一切味わうことはできない。
僕は平坦に関しては安定したケイデンスで淡々と
ピッチを刻んで走るタイプなのでこういう遊びのない
感じのほうがが合っているのかもしれない。
■次に登坂
フレーム重量の割に登坂はとにかく強い。
全体の剛性が高いのでマシンが腑抜ける感覚が
まったくなく入力をそのまま推進力に変換して
グイグイ上ってくれる。シッティングで回してよし、
ダンシングでガンガン攻めてよし、そういう感じの
バイクだ。僕がある程度上りを走れるように
なったのはこのバイクのおかげだと断言できる。
それぐらいよく上る。
下りの性能もなかなか高い。
マシン全体の剛性の高さがそのまま下りでの
安定感に繋がっている。コーナーリングもよく切れるので
九十九折りのダウンヒルもかなり楽しく走れる。
■乗り心地
とにかく悪い(笑)。痛いという表現が適当だろうか??
とにかく下からの突き上げが半端ない。
とはいえ、ハンドル、シートポスト、サドルを
柔らかい物を使っているので以前よりは相当よく
なったけど。
全般論としてはひたすらスパルタンで硬派なマシン。
のんびり流すよりも本気で走ってなんぼのマシンだ。
本当はレースとかで力を発揮するバイクなんだろうけど、
僕の主戦場はなぜかブルべだ(笑)。
平坦での高速での伸びはないものの、全体的に運動性能は
高くオールラウンドに走れる。ロングを走るときなどは
高い運動性能を生かしてアップダウンを含むダイナミックな
コースを走ると本当に楽しかったりする。
しばらくはこのバイクとともに戦っていこうと
思っている。